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寒いっ!

 ちょっと体調を崩しました。近所の病院に行きました。病院といってもとても小さな所です。待合室の席数も20あるかないかという規模です。受付を済ませると、すぐに「彼」の存在に気が付きました。年の頃は50代半ばといったところでしょうか。狭い待合室なのにわけもなく歩き回っています。他人に聞かせるため、聞いてもらうためとしか思えないような大声で独り言を言います。突然、受付の女性に話し掛けたかと思えば、ゴルフのシャドースイングを始めます。もう見ていてイライラしてきます。僕の向かいに座っていたサラリーマン風の人も明らかに「いい加減にしてくれ」という顔をしています。
 
 僕も待つことは嫌いです。苦手です。でも、待たねばならない時と場所では我慢はできます。我慢します。彼はどうやらそれができないタイプの人間のようです。場所柄をわきまえないその行動は、単なるクソガキと同じです。時間が経つにつれて彼の行動はエスカレートします。もう限界だ、俺はぶち切れる。そう思った時、彼は診察室に呼ばれました。ほっとすると同時に僕は座っていた席を移動しました。実はエアコンの吹き出し口近くに座ってしまい、死ぬほど寒い思いをしていたのです。席を移動すると彼と同じだと回りから見られるかも知れないと思って意地張って動きませんでした。でも、寒くて寒くて我慢我慢だったのです。彼の次に診察室に呼ばれたのは僕でした。診察室に入るなり医者が僕の顔色を見たのか声を掛けます。「ご気分悪そうですね。」彼女が言うには、診察室に入ってきた時の僕の唇は紫色だったとのこと。いい加減変な意地張るのは止めなければいけません。これが、月曜日の出来事でした。