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ドイツに行く23人

 監督としては、決してキャリアに優れた人ではないですから、これまでも不満は大いにありました。でも、今日の発表では何も驚くことはありませんでした。強いていえば、アントラーズなのに本山が落ちたくらいでしょうか。キリンカップの前後の発言を聞いていれば、まぁこうなることは予想できました。どうにも納得できないチーム編成でしたから、正直言って、キリンカップでは「こんなチーム負けちまえ」そんな感情も持ちましたが、もう決まってしまいました。切り替えて、しっかり応援することにします。
 
 ところで、落選した人間を取り囲むような取材は、あまり観たいものではありません。「残念でした」という言葉を聞いて何になる、そんな気分です。でも、中村俊輔が出したコメントには、ちょっぴり救われた思いがしました。「今回落ちた人もみんなこれまで代表のユニホームを着て頑張ってきたんだし、僕も4年前に代表落ちを経験しているので、そういう人たちの気持ちはよく分かっている。だから今回、選ばれた以上は一瞬でも気の抜けたプレーや、W杯の場にふさわしくないようなプレーは絶対にしないように気を引き締めて、選ばれなかった人たちのためにも頑張ろうと思う。」いやぁ彼も大人になりましたね。