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zoomifyとのたわむれ

060616.gif Webではいっつもジレンマと闘っています。つまり、写真の話です。Webサイトだから粗い画像で我慢する、これが正しき姿勢なのかも知れません。でも、やっぱり納得いきません。神田川逍遙でも、もっといい写真なんだけどなぁ、なんて調子で圧縮しています。いわゆる写真サイトでも、もっともっと良い写真なのに我慢しているんだな。そう思えるサイトっていっぱいあります。ですから、そうしたジレンマと闘っている人達向けのツールって結構ありますよね。大きな画像をいかに軽くして見るか、それがテーマです。
 
 ひょんなことから見つけたのが、zoomifyです。詳細を知ろうと、検索してみたら2004年頃から色々なサイトで話題になっているようで、すみません古い情報かも知れません。でも、どえらく簡単にでっかい画像を扱える、とってもお得なツールだと思います。昨日からあれやこれやと遊んでました。
 
 zoomifyは、FLASHを使ったツールです。でっかい画像をスライスして、それをデフォルトでは縮小表示しておきます。FLASHですから、軽い軽い。そこから、ズームやスクロールが簡単にできるのです。コントローラはあらかじめswfファイルで用意されています。アプリケーション・アイコンに画像をドラッグすれば、スライスして呼び出し用のXMLファイルが組成されます。後は、添付されているhtmlファイルのパスを書き換えればオシマイ。しかも、これ無料です。タダなんです。高機能の1万5000円ほどするものもありますが、当座はこれで充分です。

 
 見た目はこのスクリーンショットみたいになります。上段の写真の緑の枠を拡大したのが、下の写真です。さすがに元画像そのままとは言えませんが、2割引ぐらいのクオリティを保てるので、結構使えそうです。zoomifyのオフィシャルサイトでは、興味を惹かれる作例がいくつかあります。航空写真のサンプルなどは、なかなか見応えがあります。

 ふたつのページを作ってみましたので、興味をお持ちなら実際にご覧になってください。まずは、普通の写真(上の写真です)です。ファイルサイズ2.9MBをそのままぶちこみました。128のタイルに分割されています。そして、バスの時刻表でも作ってみました。スクリーンショットからの作成なので元データは軽いのですが、ピクセル寸法は2000*1407。ズームした時に、ビデオカードやVRAMの環境次第では像が安定するのに多少待たされるかも知れません。それでも鮮明に見ることができるのは間違いないと思います。
 
 さて、こいつを何に使おうか、なんですが。もちろん、オーバー800万画素の写真を、「ほれ、見てくれや」って使うのもいいかも知れません。ただ、下手くそな写真を使うのは、御法度ですね。恥じかくだけのようなもんでしょう。要注意です。自在にスクロールができてズーミングができるという特徴は、地図の表示にもってこいです。自分でFLASHでこうしたファイルを作るよりも、はるかに確実に高品質のものが作れます。確かにFLASHを使える人なら、造作もなく作れるでしょう。俺はこんなの作れるよ、そういう人は思いっきり無視してください。