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浅草でかき揚げそば

 20日の日曜日。まだまだお盆休みの名残の静かな東京でした。でも、夕方立ち寄った浅草は、賑やかでした。基本的に休みの時の東京は静かですが、観光で東京にこの時期訪れる人がやはり多くなるわけです。いつもの東京より静かな場所からてくてく歩いてきた僕は、いわゆる東京観光が目的の人でいつもより賑やかな浅草にちょっと面食らいました。
吾妻橋からぶらりと雷門から仲見世通をのぞいてみます。人の多さにまたびっくりです。

 僕の格好はといえばサイドに三脚をくくりつけたザックを背負っているわけで、軽装の回りの人たちから相当に浮いています。浮いているなんて書いてしまいましたが、浅草周辺は、カメラマニアの皆さんも多く訪れる場所です。プロでも浅草を題材に撮り続けている方もいます。また、何故か写真誌やカメラ雑誌の新製品レビュー記事などの作例撮りで使われることも多い場所です。要するにプロ/アマ問わずカメラマンが多い場所です。今日も雷門を狙って三脚立てている人がいました。久しぶりに来たし浅草の風景でも撮っておこうかと最初は思いはしましたが、気分もあんまり乗らないしそのままブラブラと歩き回っていたわけです。どうして、気分にならなかったと言えばこんな理由なんですが、とにかくカメラを最後まで出すことなく浅草を離れることになってしまいました。てなわけで、写真なしのエントリーです。

 浅草を離れる前に、2年ほど前に偶然見つけたスタンドのそば屋でかき揚げそばを食べて帰ります。ここは、あんまり有名ではない、つまり知る人ぞ知る、というお店です。混んだら困るし、別に宣伝を要請されているわけではないので、場所も店名も書きません。だってそんなことして混み出したら、今度僕が来た時あんまし愉快じゃないもん。多分、つぶれることはないようなお店ですから、それでいいんです。さてこの店ですが、蕎麦つゆや揚げ物もおいしいんですが、とにかく蕎麦そのものがおいしいんです。そばが旨いかマズイか、その基準はあくまでも蕎麦です。つゆや揚げ物なんかで絶対に決めるべきではない、僕はそう思っています。だから、ここはいいんです。しかも、スタンドなのに安っぽい器じゃなくて、ちゃんとした丼でだしてくれる。そんな所が気に入ってます。