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感動した本〜その1

 いい大人が好きな本に童話を挙げていいのかと、ちょっと抵抗もありました。けど、プロフィールに書きましたが、僕はルース・スタイルス・ガネットが書いた「エルマーのぼうけん」が大好きです。ご存知の方にはわざわざ説明するまでもないですが、「エルマーとりゅう」「エルマーと16匹のりゅう」の3部作になっています。もちろん、3冊すべてという意味で、子供の頃大好きでした。ちょっとアマゾンで調べてみましたが、自分で読むなら小学校低学年。親が読んで聞かせるなら、幼稚園という対象年齢だそうです。僕は自分で読んでいたと記憶しています。
 
 さすがに古典というほどではないですが、この3部作は今の時代も親が子に読んで聞かせる本として確実なポジションを得ているようです。僕が子供の頃に読んだだけに、世の中からフェードアウトしているとついこの間まで思っていました。それがひょんなきっかけで、名作として読み継がれているという話を聞きました。たまらず、図書館へ直行です。ちょっぴり恥ずかしい思いで、児童室に行って探してみるとありません。図書館備え付けの蔵書検索で調べてみると貸し出し中。様子を聞こうと係の人に尋ねてみると、とっても人気が高くていつも貸し出し中とのこと。予約しちゃいました。
 
 子供の頃に感銘を受けたり感動したものって、後に追体験してガッカリすることはよくあります。だから、ちょっぴりこわい思いもありました。図書館から連絡がきました。さすがに子供の頃のように夢中にとはいえませんが、あっという間に3冊読み切りました。下世話な表現になりますが、エルマーの大冒険スペクタクルの世界は昔のままでした。嬉しかったです。リュックの中身、エルマーの真似をして色々なものをランドセルに積め込んで学校に行こうとしてお母さんに怒られる子供って今もいるのかなぁ、なんて思いながら…これからも、胸はって「感動した本」と言うつもりです。
 
 これが、今年の初夏頃のエルマーとの再会の顛末です。その時なぜか撮っておいた表紙の写真、図書館所蔵なんでボロボロなんですが、きれいな新刊本のようにレタッチして掲載です。こういうことなら、Photoshopの作業も進むのですが…