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2005年10月30日

最初のグルグル

 僕はQTVRを作ります。初めてQTVRというものを知ったのは、もう何年も前のことですが、インターネットのクルマ関係のサイトを集めたムックを編集していた時のことです。ちなみにNetscapeが3.0だった頃ですから、相当昔です。ついでにもうひとつ書いちゃうと、この時初めて自分の金で自分のために使えるMacを買いました。話が途切れちゃいました。確かBMWのサイトだったと思います。室内を見渡すQTVRを見た時、仰天しました。その使い方やらは色々と検索してみましたが、すぐに自分には無理ぢゃと自分で作るのは諦めていました。

でも、その後も色々なサイトでQTVRを見たものでした。 どうもデジカメってものを買う踏ん切りが付かない僕でしたが、2001年にCanonのPowerShotのAなんとか(忘れた)ってのを買ったのですが、付属するソフトのPhotoStitchにビックリ。QTVR作れるぢゃん。で、俄然勉強というか色々と調べてみたのです。いかん、そのAなんとかではスペック的にまずい。てなわけで、EOSライクな操作性が売りのPowerShotPro90なんてものを買ってしまったわけです。ここで、Coolpix990なんかを買っていたら今と状況はすっかり変わっていたでしょうが、とにかくPowerShotPro90で僕のQTVRが始まりました。
 
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とはいえ、当時はKaidanとかの雲台を買うでもなく、ぶっ高い専用ソフトを買うでもなく、ひたすらチープなQTVRを作っていました。その時自分で組み上げたセットがこれです。一番下には今は亡きマイネッテのパノラマ撮影用の回転ディスク、3000円ぐらい。当然クリックストップ機構なんかありません。その上には、ベルボンのマクロスライダー。ちょっと高価でした。確かに4000円ぐらい。で、そこにブラケットをふたつかませたもの。あっ、ちゃんとバブルレベラーも付けてます。これは当時家にころがってたもの。マクロスライダーもQTVRを作ろうと思う前に買っていたものですから、事実上は4000円ぐらいでできたセットです。これとPowerShotPro90の組み合わせでいくつものQTVRを作りました。ちなみにPowerShotPro90とKissDがほぼ同じ大きさなので、KissDをのっけて撮ってますが、この状態ではノーダルポイントは合っていません。写真を見てわかっちゃた方、どうか突っ込まないでください。

2005年10月26日

最後まで書かないネチケットの話

 僕はmixiのIDを持っています。ソーシャル・ネットワーキングサイトなる言葉に惹かれて登録以来、積極的に使っていました。色んなコミュニティに顔を出したり、日記を積極的に書いたりしていました。ただ、深く首を突っ込んでいくほどに、なんか嫌〜な気分になったりすることが多くなり、今は完全にリードオンリーになっています。日記ももう書くことはないでしょう。

 ネチケットという言葉があります。言葉というよりもマナーですね。いつ頃確立されたものかはわかりません。誰が確立したかはわかりません。mixiのようなコミュニティはもちろん、bbsなどでネチケットの遵守は参加する人にとっては最低限のマナーであることは今更疑問を挟む余地はありません。

 余地はありません、と書きましたが実は疑問を持つようになったのです。ネチケットという剣を使って、他人を攻撃する人間がいかに多いかという現実を目にしてしまったからです。mixiに冷めちゃってリードオンリーになったのもそんなところに理由があります。話の先を続けるかどうかちょっと悩みましたが、今日はこんな所にしておきます。

2005年10月24日

エリカ・シモンズとは関係ない


 このブログを置いているサーバは、僕が借りているレンタルサーバでmorgenrote.netは、僕が取ったドメインです。Morgenroteは、モルゲンロートと読んでください。ドイツ語で「朝焼け」の意味です。正しくは、「o」の上にアクサン符(って呼べばいいんでしょうか)が付きます。上のような感じです。フリーでやっている僕が使っているいわば屋号です。コンピュータだと面倒なので、Morgenroteと表記しています。
 
 僕は山登りをしていますが、山屋の世界ではドイツ語がよくそのまま使われます。ザイルとかハーケンとか。で、山に登って行うイベントのひとつにご来迎を拝むというやつがあるわけですが、ここでモルゲンロートと使うわけです。一応山を知らない方が誤解を生むと困るので書きますが、宗教的な意味合いはありません。まぁ簡単に言っちゃえば、一日で最も美しい時間を迎える瞬間、そーゆーことです。
 
 僕は何となくこの言葉の響きが好きになって、これを屋号に使うようになったわけです。知らない方ならば、「どーゆー意味ですか?」なんていって会話が進んじゃったりします。きちんと説明する時はもちろんですが、なかば冗談のように言ったのがこのブログのリードにも書いてある内容です。「朝焼け見るまで仕事したくないだよね」って。

 ところが、3年ほど前妙なこと言われました。「あなたもお好きなんですね。好きなシリーズは何ですか?ファーストですか、ぜーたですか?」聞かれたこっちは「????」です。その時は適当にごまかしておきましたが、すぐに当時放映中のあのアニメに関することだとわかりました。確かに正確に発音するとモルゲンレーテと聞こえなくもない。まぁ、英語のボディとバディの違いみたいなもんでしょう。ところが、事の真相を知っておこうとちょっと見たそのアニメを毎週見るようになってしまいました。ファーストもぜーたも全然興味を持たなかった僕ですが、seedのことは少しは知るようになってしまったわけです。今度そっちの関係でMorgenroteを使うようになりましたって、ホラ吹いてやろうかと手ぐすね引いているんですが、その後そっちの話がわかる人とは会っておりません。あっ、次期Windowsマシン、メビウスにしちゃおうかな。最後のこれは冗談。

2005年10月22日

VAIOの話をまた…

 どうも次期Windowsマシンの購入にはまだ踏み切れません。ですが、VAIOのタイプAに相当気持ちが傾いているのは事実です。ところで、どうもVAIOって一部の人たちに評判が悪いようです。理由は、色々といじっていくと動作不良を起こしたりするようです。特定のアプリケーションをインストールすると不調になったり、普通にできるはずのインストールがうまくいかなったり、などという話を聞きます。「VAIOは使うな」と公言している人もいるようです。プロならVAIOを使うべきではない、なんて論を見たことがあります。

 僕は今までVAIOのSRというノートを使ってきました。噂に聞くおかしな状況に一度も出会っていません。だから、VAIOに対する悪評も半信半疑です。っていうか信じていません。VAIOを使ったこともない人が、評判だけを伝え聞いてそのような話を流布しているような印象もあるのですが、まぁそれは突っ込まないことにしましょう。

 そんな具合に考えているのですが、映像系のクリエーターの間ではVAIOユーザーが多いという事実があります。実際、私の先輩がやっている映像プロダクションでは、クリエーターすべてにVAIOを与えているということ。その先輩が言っていました、「MacかVAIOでしょう。」限られた業種とはいえ、VAIOユーザーそれもプロフェッショナルな人間が多くいるという事実があるわけですから、僕が前出の噂を信じてVAIOを敬遠することなどありません。まして、僕にとってはVAIOはメインマシンにならないのです。だから、気軽に使えます。

 僕がVAIOのおかしな反抗にこれまで会わなかったのは、いわゆるライトユーザーだったからかも知れません。ひょっとしたら前出の先輩のアドバイスを守ったからかも知れません。SONY製のプリインストールアプリは削除しないこと、です。実際にSONYのアプリを削除して検証したことがないので、真偽のほどはわかりません。とにかく、使えているのは事実ですから、それで良しとしています。

 随分前にあるPC雑誌でおもしろい意見を読みました。要約すると、「VAIOは確かにOSにWindowsを使っているがWindowsマシンではない。たまたまWindowsを使っているだけであって、VAIOはVAIOである。そのマシンのキャラクター設定は、極めてMacに近い」というものです。なんかおもしろい論評だなと思ってずっと忘れずにいたのです。ただ、僕は他のWindowsマシンを知りません。それにこの論に出会う前に、すでにVAIOユーザーになっていました。だから、真偽のほどはわかりません。でも、何となく、ホントに何となくなんですが、わかるような気がします。

2005年10月21日

写真の話をしましょう〜その0

 学生当時僕はある新聞社の写真部でバイトしていました。2年ほどです。写真は好きだったし、親父の一眼レフを使って写真を撮ってました。で、その新聞社で本物のカメラマンが撮る本物の写真というものを見てしまったのです。本物のカメラマンの行動や生態を知ってしまったのです。自分はカメラマンにはなれない、そう思ったのでした。若くしてそんなことを感じてしまうのは「覇気のない奴」と言われてしまうかも知れません。でも、そう思うほどにプロのカメラマンという人は凄かったのでした。少なくとも、若かった僕の目にはそう映ったのでした。卒業しようという時、よくしてくれたカメラマンの方に相談もしました。その時いただいた言葉が、今の自分を決めたといっていいでしょう。「世の中には写真を正しく見ることができる人間が少なすぎる。オマエはそういう人間だけにはなるな。」編集者になった僕は、カメラマンが撮ってきた写真を最大の敬意を持って扱うことを第一としました。
 
 写真は趣味ということで続けるつもりだったのですが、世の中そうは問屋が卸してくれません。普通の方はどう思ってるかわかりませんが、雑誌に載っている写真すべてがカメラマンの手によるものではありません。編集者だのライターだのが撮るケースも多々あります。で、僕もある時カメラを持たされました。「とりあえず撮ってこい」ってわけで、撮ってきたのですが「オマエ使えるぢゃん」という結果です。そりゃそうです、一時は真剣にカメラマンを目指したわけだし、2年もどっぷりプロの現場で下働きしてりゃ、そりゃ門前の小僧とやらです。学生時代のことですから、インパクトが強すぎたのかも知れません。写真を仕事で撮ることを拒否する理由もないじゃないかと、再びカメラを持つことにしました。
 
 僕のような写真も撮れる人間にとって一番困る点は、「アイツなら一人でやれる」と通常カメラマンとライター(あるいは編集者)のペアで行く仕事に一人で行かされることでしょう。仕事で何回か海外にも行っていますが、そのすべてがカメラ持参でした。使う側からすれば、カメラマンの日当が浮くというわけです。てなわけで、プロカメラマンじゃないけど、アマチュアじゃないよというポジションで僕はカメラを使ってます。

2005年10月20日

Windowsマシン購入計画

 さてさて、Windowsマシンの新調を画策中です。Mac使っていると、やっぱり色々な理由でWinを使う必要があります。ファイルコンバートとか、webの表示や動作のチェックとか。僕が今まで使っていたのは、VAIOノートのSR。OSはMEです。さすがにもう古いかなと思って、買い換えを検討中です。てなわけで、色々と市場に出回る今時のWin機の情報を探っておりました。住宅事情というやつがありますので、ノートを買うしかないのですが、まさにピンキリなんですね。新品でも10万円以下で買えるものもあれば、ハイエンドを狙うとオーバー30万円コースになっちゃう。PowerBookが高価だなんて言えないじゃないですか。って言ってもこれは比較論の話で、PowerBookが高価であることには違いないですけどね。

 狙っているのは、15型液晶以上のマシン。CPUパワーは、あればいいや。OSはXPなら何でも良し。17型の液晶モデルも今はあるようでこいつが欲しいと思うのです。先日、川崎に行った機会にヨドバシのアウトレット・ショップ(当然だ!新品なんか誰が買うか)をのぞいたのですが、結構いい価格で並んでました。真剣度かなり高しで、スペックやらをチェックしておりました。でも、最近のノートは特にTVを見る機能を付加しているモデルが多いのには驚きました。狙っている15型以上の液晶だと、TVチューナー付きの製品がほとんど。当然TVをPCで見ようという気のない僕にとっては、ムダな機能にお金を使うのは許せません。となると、やはりそーゆーモデルを探しに結局秋葉原かしらん。でも最近、ますますアキバに行くのが億劫になっています。

 結局、まだ購入はしていません。でも、VAIOのタイプAがいいなぁ、なんてうっすらと思ってます。なぜか知らないですが、MacユーザーはWinを選ぶ時、VAIOにするケースが高いとか。どこの統計か、その出所は怪しい限りです。でも、僕もVAIOノート今使っているわけですし、また欲しいな、なんて思っているわけで…ただ、タイプAは僕がいらないと思っているTVチューナーが搭載されているので、無茶苦茶自身の欲求の矛盾と格闘しております。

 それはともかく、何でMacユーザーはVAIOを好むんでしょうか。昔、iMacとVAIOのタイプ何とかを比較検証するような企画を数誌でやっていたけど、おい!そりゃ無茶な企画だろう、なんて思ってました。それはともかくとして、なぜかVAIOに惹かれちゃう僕なんです。

2005年10月17日

やっぱりプロフィールを書いておきましょう

 三浦 隆です。このブログでは、miura_rtというIDを使ってます。生まれたのは、新宿区の慶応大学病院。1959年のことでした。育ったのも新宿区内で、一浪した後新宿区内の大学、それも夜間部に入っております。夜間に入ったのは、そこしか受からなかったわけですが昼間働けるわけで、そんな環境のせいで随分と若い頃からすれっからしになっております。

 現職はフリーランスの編集者なのですが、ライターできます、写真も撮ります、広告の企画やディレクターできます。インターネットの仕事もします。てなわけで、できることなら何でもやっちゃうというわけです。長年の編集の経験って結構色々な分野で応用がきくわけで、どうにかこうにか生きております。ちなみに父親も編集者でした。絶対にそんな仕事つくもんかと思って育ったのですが、学生時代、何の因果か2年間どっぷりとある新聞社の出版局の編集部と写真部で「坊や」をやってしまい、モノ作りの楽しさを知ってしまいました。で、この道に進んでおります。

趣味:山歩き クルマ 電車やバスにぼお〜としながら乗ること
最近やっていること:神田川の川沿いを歩くこと QTVR
好きな作家:阿川弘之 デイブ・ブラウン ジュール・ベルヌ
感動した本:エルマーの冒険 江戸名所図会
好きな食べ物:餃子 炒飯 グラタン アワビとブロッコリーのかに味噌炒め
嫌いな食べ物:ニンジン グリーンピース
決して食べない物:タケノコ
好きなプロスポーツチーム:横浜ベイスターズ 横浜Fマリノス デンバー・ブロンコス
嫌いなプロスポーツチーム:読売ジャイアンツ 鹿島アントラーズ
世界一嫌いなプロスポーツチーム:阪神タイガース
好きな映画:荒鷲の要塞
最近笑った映画:ゴジラ・ファイナルウォーズ ステルス
好きな音楽:最近あんまり聞かないんですよね
嫌いな音楽:四畳半軟弱フォーク
−−−−−−−こんなところにしておきましょう

2005年10月16日

MovableType

 ブログを始めます。MovableType(以下MT)を選びました。プロバイダーが用意しているようなブログじゃなくて、自分が借りているサーバで心おきなく使おうという選択です。MTは、神田川逍遙外伝という僕のもうひとつのブログを作ろうとした時にテストしました。その時は、諸々の事情でライブドアのものを使うことにしました。でも、その時MTには色々とおもしろい使い方ができるという感触を持ちましたし、このまま使わずにおくのももったないという思いがあったのです。人気もありますしね。

 僕が持っている自分のサイトにちょっと触れておきます。サイトの名前は神田川逍遙。東京を流れる神田川をテーマにしたサイトです。そのサイトの楽屋ネタっぽい話を集めたのが、ブログの神田川逍遙外伝です。この他にあとふたつほど持っていますが、残りふたつは更新もあんまりしておりません。で、やはり自分をテーマにした、あるいは自分の身の回りに起こったネタを扱うサイトも持ちたいと思っておりました。となると、やっぱりブログでしょう。それが、今ってもんです。

 てなわけで、新たにMTをダウンロードして自分のブログを作る決意をしました。ところが、ダウンロードしたMTのパッケージは、3.2.2。このバージョンは、メジャーアップデートに近い変更が行われていて、巷にあふれるスキンだとかデザインサンプルとかまったく使えないのです。一年前にちょっといじって覚えたことが、あんまり役に立ちません。ほんの数日前のバージョンアップだったようです。神田川逍遙外伝では、あんまりデザインに凝ろうとか考えていなかったのですが、こっちはいぢりたおしたる、なんて考えていただけにちと肩すかしです。ひぃひぃ言いながら、神田川逍遙と統一性を持たせることだけはしておきました。とりあえず、情報が出揃うのを待ちながら、このブログをスタートすることにしました。お暇な折りはお立ち寄りくださいませ。

一人称は僕にする

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OS9とOSXの起動を切り替えるたびに不安定になる我がメインマシン。この火曜日にとうとうOSXが入っているHDを認識しなくなっちゃいました。なんとか復旧させましたが、何でもかんでもぶちこんでいた我がメインマシン(Gigabit Ethernet)も、もう限界のようです。PowerBookの中古を探してOS9専用機にしようと思って中古Mac屋めぐり。しっかし、OS9起動機の価格の高さにビックリ。G4のMDDあたりだと、同じCPU搭載機同じような状態のマシンでも4~5万円の差があります。OS9起動の価値とはこんなものかとちょっと疑問になるが、自分もOS9起動機探しているわけだし…

選択肢として、OSX専用機の中古を買って、今のメインマシンをOS9専用にするのもいいかと考えていた時、思わぬマシンにめぐりあっちゃいました。今メインマシンのすぐ横には、PowerMacG4Cubeが居座っております。新品で販売された時は見向きもしなったマシン、まさかこんな形で所有することになろうとは。ちなみに購入したCubeは日本ではちょっと珍しいEU向けモデルとかで、クロックスピードも日本モデルより速い。メモリ搭載量も必要十分といえるものなので、追金はゼロです。ただAirMacカードがささっていたので、ひょっとしたら前オーナーはヘビーユーザーさんかな、とも思いました。中古品を買う時は、やはり迷います。買ってすぐ使えるようなメモリ搭載量とか、HDの増設とか、CPU交換とか、各種カードとか、便利ではあるけれど使い倒されたマシンだとやはり一抹の不安があります。大体、今自分が使っているマシンと同等の仕様のものを中古で売っていたら自分で買うか、と聞かれたら絶対にNOです。そんなわけで、できるだけノーマルスペックに近いモノを買うのが僕の流儀でした。まだ、4日ほどですがどうやらこのCubeは正解のようです。

このblogのスタートがこんな形でいいのかしら、なんて気もします。僕の使用マシンの一部の紹介になってしまいました。ちなみに4台ある僕のマシンの内、3台が中古購入です。「新品買うなんざ、馬鹿ぢゃ」なんて世の中を敵に回すような発言をいたる所で吐いて、周りの人から白い目で見られています。